ロボット性能評価工学研究専門委員会ホームページ

 2023年1月1日より日本ロボット学会の研究専門委員会として「ロボット性能評価工学研究専門委員会」を立ち上げました。

設置の目的

 様々な分野において実業務に各種ロボットを導入する場合、現状ではロボット性能の比較・選定が困難である。この原因として考えられるのは各メーカが独自に性能評価をしていること等が挙げられる。このため、実業務に則した標準的性能評価法(例:自動車燃費等)策定のための工学的方法論を確立し、ロボット開発者や利用者が標準的・工学的・客観的な手法によりロボットの性能比較や選定ができることを可能とし、さらには新学術領域として開拓・確立することを目的とする。第一段階として、陸上移動ロボットによる災害対応を題材として検討を行う。

設置の必要性

 米国ではNISTを中心として、個別的な機能に関する基礎的なロボットの性能評価標準手法が、ニーズ収集から開発、 妥当性確認、普及といった一連の活動が各機関の間で協調されながら展開されている。国内においては、一連の機能から構成される実業務に則した性能評価(ミッション型性能評価)を標準的な手法で行うことへの期待があり、個別には手順書の作成などが行われているが、全体をけん引する統一的かつ継続的な活動がない。

委員リスト(2023年7月31日時点)

活動報告(2023年度:2023年1月1日~2023年9月11日)

活動報告(2024年度:2023年9月12日~2024年10月18日)

  • 研究会の実施
    • 2024年3月29日13:00~14:00
      • 今後の方針、年度内の活動に関する議論
    • 2024年5月31日13:00~15:00
      • オープンフォーラム、Advanced Roboticsの企画
      • 下記2件の講演
        • 新潟工科大学の大金一二先生
          • 「タスクベースの性能評価による狭隘空間を飛行するドローンの定量的性能評価に関する研究」
        • 製造科学技術センターの吉田利夫氏
          • 「ロボットのミッション型性能評価と性能評価工学の提案」
  • RSJ2024におけるオープンフォーラムの実施
  • Advanced Robotics特集号(投稿締切:2024/12/31、出版予定:2024/08)